ごはんがおいしく炊ける不思議な水
「ごはんがおいしく炊ける不思議な水」という商品をご紹介します。
中身は「にがり」です。
「にがり」の使用方法をわかりやすく「炊飯時に使用」という部分に絞ってわかりやすくした商品です。
「にがり」を炊飯時に数滴入れて炊くことで、ごはんが美味しく炊けます。
このメカニズムは、正式にはわかっていません。
経験則として理解されています。
こだわり商品研究所が調べていて、見つけたひとつの仮説があります。
それが・・・
お米は、細胞壁としてヘミセルロースという食物繊維があって、その細胞と細胞を結着させる細胞間物質ペクチンが存在します。ペクチンはマグネシウムと結合するとゲル化する、または固まる作用があるようです。ジャムをつくるときの原理です。そのような働きが、炊飯時に、ごはんのカタチを保つ、つやを出す、などの作用として機能するのではないか。
他に理由がある可能性もありますが、経験則として「にがり」はごはんを美味しくする可能性があると、お考え下さい。
さて、この「ごはんがおいしく炊ける不思議な水」という「にがり」ですが、ユニークな特徴があります。
それが、「海洋深層水(室戸海洋深層水)」を使ってつくられた塩の製造過程でできる「にがり」であるということです。
非常に特徴的な「にがり」であるということで、ご紹介をすることになりました。
では、まず、海洋深層水について説明をしたいと思います。
海洋深層水とは
海洋深層水は、深度200メートル以深の深海に分布する、表層水とは違った特徴を持つ海水のことです。
北大西洋のグリーンランド沖で形成される北大西洋深層水が有名です。
およそ2000年かけて世界中の海洋をゆっくりと循環しています。
これとは別の流れで、太平洋の北部(オホーツク、アラスカ付近)から深層へ潜り込み、太平洋の水深約1000メートルを時計回りにまわる、北太平洋中層水があります。
室戸海洋深層水
室戸海洋深層水は、この北太平洋中層水が起源であると考えられています。
高知県室戸沖の陸棚にあたり、海面近くへ上昇する「湧昇流」に乗って運ばれてきます。
室戸海洋深層水は、この室戸沖に湧き上がってくると言われる海洋深層水を、室戸岬沖の水深374mで取水した海水です。
高知県室戸市は1985年に科学技術庁(現:文部科学省)アクアマリン計画※のモデル海域指定を受け、1989年に日本初の海洋深層水取水施設、高知県海洋深層水研究所が解説されました。日本の海洋深層水活用のパイオニアです。
※海洋深層資源の有効利用技術に関する研究計画。旧科学技術庁(現文部科学省)が提唱した海洋開発プロジェクト。室戸岬沖は1985年にモデル海域に指定され研究が始まった。
海洋深層水の特徴
海の上層にある表層水に比べ、光の届かない深海の水である海洋深層水は、さまざまな特長を持っています。
これらが、海洋深層水のポイントです。
清浄性
陸水や大気からの化学物質や病原性微生物などによる汚染の可能性が少ないのが特徴です。
陸水由来の大腸菌や一般細菌に汚染されていません。
陸水や大気からの化学物質による汚染に晒される機会も少ないです。
海洋性細菌数も表層の海水に比べて非常に少ないとされます。
ミネラル特性・富栄養性
海水には必須微量元素やさまざまな成分が含まれており、必須微量元素や各種ミネラルがバランス良く含まれています。
海洋深層水特有の溶在状態にある元素も明らかにされつつあります。
生命活動に欠かせない窒素・リン・ケイ素などの無機栄養塩類が、表層水よりも豊富に含まれています。
低温安定性
太陽の輻射を受ける海面に近い表層の海水に比べて、光の届かない深海は、年間を通じて温度が低く(約9.5度)一定です。そこで育つ海洋深層水は物理・化学的および微生物学的に変化もなく安定しています。
室戸海洋深層水の塩
この室戸で取水される海洋深層水から塩をつくっている会社があります。
「室戸海洋深層水」という会社です。
室戸で取水される海洋深層水100%で作ったお塩です。
上記の海洋深層水の特徴を見ると、とても魅力的な塩であることがわかります。
この塩をつくる過程でできたのが今回ご紹介する「ごはんがおいしく炊ける不思議な水」という名前の「にがり」です。
不足しがちなマグネシウム
さて、こだわり商品研究所が「にがり」をご紹介するのは理由があります。
それが、不足しがちなマグネシウムの補給です。
「アンチエイジングミネラル」と呼ばれるマグネシウム。
骨や歯の形成に必要な栄養素です。
300以上、ほとんどすべての酵素の活性化にマグネシウムが関与しています。
細胞内で、ATPを産生させ、エネルギーをつくるのに不可欠なのがマグネシウムです。
「ミネラルの王様」とも呼ばれています。
ただ、男性も女性も不足しがちとされます。
日本人の食事摂取基準(2020年版)によると、
▷男性30~74歳の推奨量は 350~370mg
▷女性30~74歳の推奨量は 280~290mg
令和元年国民健康・栄養調査におけるマグネシウムの1日の摂取量の平均は247.1㎎です。
明らかに不足しています。
不足しているマグネシウムを補うために、サプリメントという選択肢もありますが、マグネシウムの不足分を補う食品として「にがり」をご紹介します。
にがりのマグネシウムは、「塩化マグネシウム」です。
豆腐の凝固剤としても、使われているものです。
マグネシウムにもいろいろあります。
・アスパラギン酸マグネシウム
・クエン酸マグネシウム
・乳酸マグネシウム
・塩化マグネシウム
・酸化マグネシウム
・硫酸マグネシウム
・・・・
考える必要があるのが、吸収率の差です。
水に溶ける「塩化マグネシウム」は、吸収率やバイオアベイラビリティ(生物学的利用能)が高いことが明らかになっています。
※厚生労働省『「統合医療」に係る 情報発信等推進事業』eJIM 海外の情報 マグネシウム
しかも、日常の食生活に取り入れやすいのです。
コストも安い。
不足しがちなマグネシウムを補う食品として、「にがり」はおススメです。
にがりから、摂取できるマグネシウム量を計算してみました。
にがりから摂取できるマグネシウムの量を計算してみました。
「ごはんがおいしく炊ける不思議な水」は、100mlです。
この中にマグネシウムは、3000~4200mg入っています。
3000mgで計算してみます。
例えば、マグネシウムが1日50mg不足しているとします。
仮にこの「にがり」で50mgを食べようとします。
3000mg÷50mg=60ですから、ボトルに50mgが、60回分ある計算となります。
100ml÷60=1.66mlという計算になります。
1.66ml 食べるだけで、50mg分になります。
いかに少ない量で大丈夫であることがわかります。
ただ、1.66mlがどの程度の量か、わかりにくいです。
数滴程度を入れていただくイメージで、良いと思います。
お米を炊く際に、少量づつお召し上がりください。
メーカーの推奨としては、米2合に対して3~4滴とあります。
これは、美味しく炊くための量です。
炊飯だけでなく、いろいろな料理にも使えます
にがりは、マグネシウムの不足分を補うという話をしました。
もちろん「不足分を補う」ことだけを目的としてご紹介するわけではありません。
この商品名は「ごはんがおいしく炊ける不思議な水」
ごはんをおいしく炊くためにお使いいただき、結果としてマグネシウムの不足分を補う、と考え下さい。
炊飯時に使用するだけでなく、お味噌汁に入れる、魚の煮つけ、鶏のから揚げの下味、漬物などにも美味しくお使いいただけます。
大量に使用するのは適切ではありません。
マグネシウムですから、お腹を下したりする可能性もあります。
少しづつお使いください。
※マグネシウムは食品からの摂取で上限は定められていません。