● 麦どころ栃木県農業試験場が開発した画期的に美味しいもち麦の新品種。
●「美味しい」「食感が良い」「見た目が白い」「大麦臭が少ない」
● もち絹香を一緒に炊くことで、ワンランク上の美味しいごはんができます。
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発酵性食物繊維を食べやすい大麦
今回ご紹介するのは、栃木県農業試験場が開発した「もち麦」の新品種「もち絹香」です。
まずは、こちらをご覧ください。
【大麦を紹介する理由】
こだわり商品研究所は、「発酵性食物繊維」を多く含む食品を毎日の食習慣に取り入れることをテーマに商品紹介をしています。
その中でも基本の商品であると考えているのが「大麦」
「発酵性食物繊維」である「β-グルカン」を多く含むのが大麦です。
大麦のβ-グルカンは、「穀物繊維」とも表現され、古くより穀物を主食としている日本人の腸内には、穀物繊維を栄養とする腸内細菌が多く存在するとされます。
主食として食べられるため、量を摂取しやすいというのも利点です。
こだわり商品研究所では、大麦の中でも、β-グルカン量が多い、美味しい、食べやすいなど特徴的な大麦を厳選してご紹介しています。
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新しくご紹介する品種「もち絹香」
今回、新しくご紹介することになったのが、「もち絹香」です。
「もち絹香」を紹介する理由は、スバリ、「美味しい」「食感が良い」「見た目が白い」「大麦臭が少ない」です。
最初に食べた時、その美味しさには驚きました。
感覚的には、今まで食べた「大麦・もち麦」の中でも際立って美味しい。
白米と比べて、「味」「匂い」の面で「大麦」「もち麦」はあまり好きではないという方もいらっしゃると思います。
「もち絹香」であれば、そういった点も気にならずに美味しく食べていただくことができる、そんな理由で、「もち絹香」の紹介を決めました。
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もち絹香が、美味しい理由
では「なぜ美味しいのか?」「食感が良いのか?」「見た目が白いのか?」「大麦臭が少ないのか?」
この理由を説明します。
美味しい理由が明確に存在するということがわかってもらえればと思います。
「もち絹香」は、2007年度に栃木県農業試験場栃木分場において、
●もち性(アミロースフリー)
●プロアントシアニジンフリー
●リポキシゲナーゼ-1(LOX-1)欠失
を育種目標に、開発された品種です。
比較対象品種と比べて、アミロースフリーであることから粘りが強い。
歯ごたえ及び香りの良さも良い。
アミロースフリーである優位性は、食感が良いだけではなく、β-グルカン含量も増加させます。
β-グルカン含量は、比較対象大麦の約 1.5 倍程度と多かったようです。
プロアントシアニジンフリーであることから、炊飯した麦の長時間経過後の褐変程度も明らかに少なくなりました。
香りが良好な評価であったのは、LOX-1 欠失のためです。
炊飯食味評価試験では、香り及び食味は点数が高く、特に香りが優れる結果。
臭気が少ないという結果も。
もち性大麦の障害となるのが特有の臭気です。
「もち絹香」の香りの良さと臭気の少なさは、とても重要な性質です。
炊飯した際の食感に優れ、褐変や臭気が少ない。
高付加価値化を図ることができる革新的な品種とされています。
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味に関して
味は、美味しく、もちもち、プチプチしした食感が、食べていて楽しいです。
また、冷めても美味しいのが特徴。
おにぎりやお弁当にも最適です。
実際に食べてみると、「もち絹香」が入っていることが、「味」「食感」面でメリットとなっています。
白米だけではなく、もち絹香を一緒に炊くことによって、ワンランク上の美味しいごはんになる気がします。
もち絹香のネーミングの「絹」は、褐変しにくい「白いもち麦」というところからイメージしてつけられたとのこと。「香」はおそらく香りが良い匂いが少ないというところからのネーミングでしょう。
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栃木県は麦どころ
栃木県農業試験場が開発したもち麦と説明しました。
栃木県は、麦の生産量が全国で4位、二条大麦の生産量は全国2位、ビール大麦の生産量は全国1位の麦の産地です。
「もち絹香」は、そんな栃木県の自信と誇りをかけて開発した「もち麦」となります。
もち絹香は、栃木県農業試験場が10年以上かけて開発しました。
2022年に品種登録された新しいもち麦です。
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創業100年 勅使川原精麦所
今回ご紹介する「もち絹香」製品の精麦所は勅使川原精麦所です。
佐野市にある大正9年創業、100年以上の歴史を持つ老舗精麦所です。
勅使川原精麦所は、「もち絹香」の特徴のひとつである「白さ」を際立たせる精麦を行っています。
この「削り込み」が、勅使川原精麦所の「もち絹香」製品の美味しさのポイントにもなります。
米粒麦までとは言いませんが、お米の大きさに近い気がします。
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お召し上がり方
「もち絹香」は、計量要らず。
2合のお米に、もち絹香を1袋入れて、3合分のお水を入れて炊くだけです。
この「楽ちん」さは、わりと画期的です。
食物繊維的にも、おいしさ的にも適した配合量を計量要らずで実現できます。
お湯でゆでで、水切りをして、それをサラダにかけたり、スープに入れたりしても美味しいです。
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キラリモチとの比較
こだわり商品研究所では、キラリモチという品種のもち麦をご紹介しています。
農研機構が開発した、代表的なもち麦です。
もち絹香の特徴は、キラリモチの特徴にも似ています。
このキラリモチと比べてどうなのかです。
すばり、β-グルカン量はキラリモチの方が高いです。
おそらくこの部分が最も大きな違いです。
ここがキラリモチの凄さ。
こだわり商品研究所が選んだ理由でもあります。
ただ、「食味」「香り」「褐変の少なさ」という点では「もち絹香」でしょうか。
毎日食べる主食としては、この部分はとても重要な要素。
こだわり商品研究所としては、「大麦」「もち麦」は、食生活に毎日取り入れていただくことを目的にご紹介しています。
そのためにも複数種類の「大麦」「もち麦」を日替わりで使っていただくことを推奨しています。
飽きずに食べ続けられると思います。
もち絹香を知ってから、わたしは個人的に「もち絹香」を選ぶ日が増えました。
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補足
栄養面の話。
よく大麦を紹介するにあたって、白米と比べて食物繊維が●●倍。玄米と比べて●倍。
栄養が多いから、大麦を食べましょう。
というような表現がされます。
この商品のパッケージにも記載されています。
大麦は「発酵性食物繊維」のβ-グルカンをもっとも多く含む穀物なのです。
他の穀物にもβ-グルカンは入っていますが、大麦ほど多くない。
腸内環境的に必須の栄養素である発酵性食物繊維は食べる必要があります。
その中でも日本人にとって特に大切な穀物繊維、βーグルカンを食べるためには、大麦を食べる必要があります。
発酵性食物繊維を毎日継続して食べる必要があって、それには「大麦・もち麦」が最適である、と考えて選んでください。
毎日食べ続けるためには、美味しい方が良いに決まっています。
「もち絹香」は、美味しく「発酵性食物繊維」を毎日食べ続けるために適した商品です。
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